備忘録(仮)

ゲームの感想とか。不定期更新

アニメ版16bitセンセーション 1話感想

原作版も同人誌、単行本版と両方読みとても好きだったので、放送が待ち遠しかった。

 

この令和に、美少女ゲーム黄金期時代が舞台のアニメをやるのすごいよな。一部のゲーマーにしか受けないのでは、とか勝手な心配をしていたが、「現代でイラストレーターをやっている女の子が90年代のアキバにタイムリープする」設定が加わり、初見の人にもとっつきやすそうな印象を受ける。私もエロゲ黄金期のアキバに行って当時の賑わいの空気味わいたい〜とか考えたことあるから羨ましいぞ!

自身が原画家を務めるフルプラ美少女ゲーを作るのが夢の主人公コノハは、ゲーム会社でサブ原画家として働いてる。しかし今の世の中、ラノベにソシャゲやVtuberの台頭で業界自体が低迷している……この時点でもうリアルなんだよな。ゲーム内に出てくる駅広告や看板はソシャゲが多い。ちなみにアニメの合間に流れるCMもほぼソシャゲと、リアルでさらに痛感させてくるよ。

さらに会社内でのやり取りがリアルすぎた。出すゲームは基本廉価版。さらにメイン絵師はSNSで絵柄の古さを叩かれてる。ちなみにそのコメントの中に「AI絵師の方がマシ」みたいなのが見えて、時代反映されてるな〜

開発タイトル名の人妻催眠〜って中々アレだけど、全年齢アニメで口にしていいんだ?!

作りたい作品の案を出しても社長に『大作作ってみんなが買ってた時代はとっくに終わってるんだよ』と言われる場面とか、エロゲの衰退がどうとか話しているらしいと思われる掲示板の書き込みの『魅力的な作品が減ったのはガチ』って文は、美少女ゲーム好きとしては切なくなったな……

テンション上がったのは、現代の作品から往年の名作まで、リアルにそのままの美少女ゲームのパケが沢山出てくるからすごい。本当にそのまま!あとコノハの部屋。ゲームからアクスタにタペストリーまでいっぱいで最高。もっとじっくり眺めたい。

謎のゲームショップで店主のおばあちゃん相手に、ゲームへの愛を語る場面。かわいい女の子が好きって熱意が伝わる場面感動した。応援したい主人公だ。私も美少女ゲームの女の子の可愛さに衝撃を受けてこの世界を知ったので、勝手に気持ち分かるなって共感した。kanonの話をした後にたい焼き屋さんが出てくるのはもうそういう事ですよね。おばあちゃんが残してくれたゲームの中に、美少女ゲーム業界に革命をもたらした同級生DOS版が入ってて、パッケージを開けたら発売年の92年にタイムリープって演出、あまりにも良すぎる。そしてようやく漫画のキャラ達も登場。1話目からひたすら濃かった〜!この先が本当楽しみ。あと、単純なんで出てきた作品やりたくなってきた!ハピメアも気になってるけどやれてないんだよな。

以下アニメに便乗した自分語り。

 

 

私自身、美少女ゲーム歴はそこそこだが地方住みで秋葉原に行った事はないからエロゲショップも行った事ない。アニメ内の街中や電車の広告が、アニメやゲーム作品で溢れかえってる光景が羨ましすぎていいな〜!ってなった。さらに、東京住みの人からみたら作内の街並みとかも見覚えあったりするんだろうか。

私は以前は通販、今は置き場の問題でほぼダウンロード購入してる。コノハみたいに店に行って予約商品を引き取る、パケの現物を手にできるのはこうやって見てるとちょっと憧れる。あのでかい箱の新作を受け取る時の高揚感って最高なんだろうな。ネットがあり、ゲームが買えたらそれでいいやと思ってたけど、現物に触れられるのはやっぱり羨ましいかも。そういう環境に身を置けるとモチベ高まるだろうな。趣味へのアクセスのしやすさ、同じものが好きな人と出会えたりして、さらに刺激を受けるとかありそうだし。やっぱり趣味における環境って大きいね……と羨ましさが増した。つらい

 

 今年、今更ながらなんとなく同級生リメイクの体験版を遊んだら興味湧いて、リメイク版と付属特典のWin10対応DOS版を購入した

すると、今の時代にないぶっ飛んでるけど多くの女が惚れるのもわかる主人公の性格、テキストの面白さ。リアリティのある恋愛観でありながらも、複数の子と関係を持てる男の夢みたいなのが描かれてる絶妙さ。街を移動して声かけ女の子を追いかけ回してデートして最終的には……の流れが新鮮でとっても面白くて、ここに美少女ゲームの原点があるんだなって感動した。それが最近だったのもあり、アニメの演出に勝手に運命感じたよね。いいタイミングで遊べたと思う

ちなみにそのまま同級生2もクリアしました。妹萌えのはしりは彼女なのかな。唯ちゃんかわいいね……愛美さんもすき。エンディングがほんわかしててかわいいので。

アニメのおかげでゲーム欲増したから、夏セールで買った積みゲー崩そう。